スポーツの振興・国民の健康・体力の増進に寄与します

理事長就任のご挨拶

「財団の更なる充実発展に向けて」

公益財団法人 鹿屋体育大学 体育・スポーツ振興教育財団

理事長 風呂井 敬

平成22年4月、岡崎理事長の後任として理事長に就任いたしました風呂井でございます。浅学非才の身で責任の重さを痛感しておりますが、「慌てず・焦らず・あきらめず」をモットーに努力して参りますので、宜しくお願い致します。

また、岡崎前理事長には、財団法人 鹿屋体育大学・スポーツ振興教育財団の充実発展に多大のご尽力を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。

さて、昭和56年10月、全国で唯一の国立の体育大学が設置され、昭和59年4月には、学生の受入れが始まっております。開学記念式典では、さまざまな競技のデモンストレーションが行われ、大学開放でその日訪れた一般市民の数は2万人ともいわれ、いかに地元の人々の関心が高かったかという事を、如実に物語っております。

本財団は、鹿屋体育大学の教育の振興に資するために必要な助成、体育・スポーツ活動において優れた成績を修めた学生及び競技団体に対する奨学金の給付・並びに大学開放事業に対する助成等を行い、大学の体育・スポーツの振興、国民の健康、体力の増進に寄与することを目的とし、昭和58年11月に設立されております。

設立時には、鹿児島県及び鹿屋市をはじめとする大隅半島の当時の2市17町、その他県内外の民間企業等から「鹿屋からオリンピック選手を」という大きな願いも込められ、全国規模の募金活動が展開されました。その結果、平成16年、当時本学4年生の柴田亜衣選手がオリンピック出場を果たし、その上アテネオリンピック競泳女子800メートル自由形において、自由形種目では日本人女性初となる金メダル獲得という歴史的な快挙を達成され、鹿屋市民はもとより日本中に大きな夢と感動そして地域に活力と希望を与えてくれたことは、記憶に新しいところであります。

平成24年には、ロンドンオリンピックが開催されますが、第二、第三のメダリストの誕生を待ち望んでいるところでもあります。

これまで、当財団は教育振興助成事業として、講演会、学内研修会、国際交流事業、環境整備・学生の厚生事業そして留学生の支援、優秀な成績を修めた学生又は競技団体に対し奨学金の支給、財団月報「蒼天」の発行、そして寄付金及び賛助会費の受入れ等を実施しております。

御案内の通り、鹿屋体育大学は、地域の宝であり、夢と感動を与えてくれる大きな力でもあります。私どもは、同大学を地域活性化の基軸として捉え、今後も財団としての活動を更に充実したものにすべく取り組んで参りますので、引き続き皆様の深い御理解と御支援を賜りますように切に御願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。

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